電工ペンチの使い方(かしめ編)

前回のブログで、以下の写真の状態まで進みました。

今回のブログから見た方は、ひとつ前のブログを参照してくださいね。

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続いて、銅線を半分に折りたたんであげます。

こうすることで、ギボシとの接触部分を広くさせることと、かしめ易くさせる意味合いがあります。

線径が細い場合は、被覆に巻いて被覆ごとかしめるという方法もあります。

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忘れずにスリーブを先に配線へ通しておきましょう。

今回の説明ではオスギボシを使うので、オスギボシ用のスリーブを入れます。

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続いて、オスギボシを配線の先端に取り付けます。

このとき、なるべくギボシと銅線が接触するように心がける事が大切です。電気が流れる際の抵抗を少しでも少なくしましょう。

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上記の写真のようにギボシを取り付けたら、いよいよ電工ペンチでの「かしめ」作業に入ります。

その前に、スリーブは取り付けましたか? スリーブを入れ忘れる事が多いので念のため、確認して下さい。

最初にかしめるのは以下の写真の場所になります。

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この部分をかしめる際は、電工ペンチの1.25sq部分を利用します。

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上記写真のように位置合わせをしたら、電工ペンチをギュッと抑えてかしめましょう。

かしめる際は、結構力を入れてあげる必要があります。先程も述べてますが、接触面を増すためです。

かしめ終わった後は以下の写真のようにギボシがM字型に凹みます。

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さて、続いては以下の写真のように、配線部分とギボシをかしめます。

k2

上記の写真部分をかしめる場合、電工ペンチの5.5sq部分を使います。

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挟み込んだら、先ほどと同じように電工ペンチをギュッと握ってかしめます。

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上の写真を見て頂くとわかりやすいと思いますが、配線の被覆部分に食い込むように「かしめ」ます。

こうすることによって、ギボシが配線から取れたりしないようにします。

IMG_0049

かしめ終わったら、ギボシが配線から取れないことを確認しましょう。ある程度の力で左右に引っ張って抜けなければ、かしめは成功です。

最後にスリーブがギボシの形と合う場所までグイっと引っ張って、カバーしましょう。

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これでギボシのかしめが出来ました!

メス側ギボシも同様にかしめる事が出来ますので、スリーブを入れ忘れずにかしめてみてください。

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